電力上昇抑制とは?
電力会社から送電される{101±6V(つまり95V~107V)}の範囲電力の電圧がパワーコンディショナから送られて売電される電力の電圧を上回る状態が起きるとパワーコンディショナの電圧上昇抑制機能が働き売電が抑制される現象です。
左のグラフからわかるように、朝からコンスタントに発電が落ちている。
売電する時間帯において、発電量の上下が激しくなっています。
①状況の確認
まず、「あまりにも発電(売電)量に疑問がある」場合は、モニターとパワコンのエラーメッセージやコメントを確認してみましょう。
SMAパワコンの場合、ファームウェアのバージョンが2.61の場合は写真のようなメッセージとサニービューの警告メッセージが表示されます。注)現在ファームウェア2.0の方はアップデート用SDカードを無償で貸し出しをしております。
②電力会社に改善を依頼
電圧抑制の主な改善方法は以下の2点になります。
注)一般的な家電製品は、110V暗いまで耐久性がありますのでパワコンの電圧を多少上げてもすぐに壊れることはありません。
ただし、寿命が早まる可能性があります。実施する際は家庭内の状況を良く確認して下さい。
電圧抑制に対して、どのように対処するかは、電力会社が決定します。
電圧抑制については法律等で決まっていませんので「どのように話し合いをするか」が非常に重要です。
電力会社との交渉のポイントは2点になります。
①「電圧上昇抑制が何時に発生しているのか?」
→こまめに確認し、電圧上昇抑制中とモニターに表示されている写真を撮る
②「その原因が電線側の電圧が高いという証拠を提示する」
→パワーコンディショナにV表示されている写真を撮る